12/28 14:00 フィフティシェイズ!〜クリスチャン・グレイの歪んだ性癖〜
2016年はフィフティシェイズで締めました。
とりあえず、これほどあらすじ読めば良かった、、、と後悔した舞台はありません。いい意味で。
とにかく、言葉を選ばなくて良いなら変態で下品でした。いや、本当に。
今回のこのフィフティシェイズの演出を手がけた河原さんはジャニーズWESTのファンであれば聴いたことがあると思いますが、濵田さんの初主演舞台『市場三郎〜温泉宿の恋〜』を手がけた方で。
何とも素敵な縁だなと思ったのはここだけの話です。
物語は週に1回本を読む会というものを開いている夫との生活に疲れている主婦3人がフィフティシェイズを読もう!というところから始まります。
ここまで爽快かつ大胆に性癖をメインにした舞台って大きく取り上げない日本で今回するべくの演出なんだな、と。
注意事項といいますか、とりあえず心して観てね、みたいな演出って言うんですかね?が要所要所に登場します。
それがまた面白いんですよね。コミカル。
明日が大千穐楽なのでできるだけ内容を伏せていきたいので本当にざっくりとした感想しか言えないんですが、極論、愛って一種類じゃないんだな、と。
初めて恋した人がただとんでもない性癖を持ってただけで、彼も彼女に恋をする、というか。
自分の感覚ですが、クリスチャンはアナにちゃんと恋をしていたように思いました。
本当においまじか、、、みたいな場面が多々あるんです。
しかし、それが面白くて手を叩いて笑ってしまうのは、役者さん達がもうその役でしかなくて。
あんなこと到底真面目にできひんわ!みたいなことを真面目に冷静にされるのがもう不釣合でたまらなかったです。
主演の浜中さんも、今年出ていた舞台は恐らく全て拝見させていただいていると思うのですが、洋物はなかったように思うので、今回新しい一面が見れたかな、と。
歌もダンスもしなやかで力強さを感じるのですが、今回の舞台に綺麗に合っていて、洋物もっとやってほしいな、と。
もちろん、歌舞伎とかも観てみたいんですけどね。
今回この舞台を観て思ったことは、こういう舞台もっと日本でやれば良いのに。ということ。
日本って性の部分は結構タブー視されやすいですよね。
実際この舞台の元になった小説は全世界で1億冊以上の大ベストセラーになっているようで。
しかし、日本では取り上げられていない。
こういうおかしくて面白くてちょっと思春期だね?みたいなコミカルな話ってもっと知るべきだと思うし、そういう話ほど深かったりすると思うんです。
是非、時間がある方は明日で最後ですので、気になった方は足を運んでみても良いかもしれませんよ。