心筋症

一生夢を見ていたい。

9/14 13:00 少年たち

今年の少年たち好きだなって思いました。

 

今年で3年目を迎えるSnow ManとSixTONESの少年たち。

今年は特に戦争という部分が色濃く出ていました。

以下今回思ったことです。

 

岩本とジェシー

去年はどういう見方をしていたのかな、と思ったのですが、びっくりするほど表面的なことしか書いていませんでした。基本的に自担ばかり観てしまうので、自担以外って結構覚えてないんですが、今回はかなりこの2人に注目できた気がしていて。まず、照くんの歌のスキルが今年に入って着々と上がってきているので、ジェシーとの歌声の相性が去年より良くなっているな、と感じました。それにより、昔からバンドを一緒にしていた仲間という部分が去年よりハマっていた気がしました。

 

岩本と阿部の関係性

今回非常に気になったのが、1幕最後のジェシーが出所するシーン。みんなはジェシーに声をかけますが、岩本だけは一度も振り返りません。それに気づいた阿部は岩本に声を掛けようとするのですが、結局声を掛けないんです。それがすごく気になって。それまでで2人が仲良くしていたシーンなんてなかったと思うんです。同じチームとして、なのか、阿部として、なのか。非常に気になるところであります。

 

嗚呼思春期

嗚呼思春期はこの曲ないと少年たちって感じしないですよね。この曲はSnow Manが楽器を演奏し、歌うところです。因みにギター阿部、ベース佐久間、キーボード深澤、ドラム岩本、ボーカル渡辺宮舘です。ここは緑チームが刑務所に来た理由が分かるシーンであるため、全員感情が乗っていて個人的に好きだったりします。特に岩本は怒りに任せてスネアを叩く瞬間があってそれがそのまま音にのるのでダイレクトに伝わるんですよね。あと渡辺の表情がすごく良いんです。スネアでかき消されちゃうんですが、台詞を叫んだあとの表情。かっこいいので、ぜひご覧ください。

 

出所後について

出所後はそれぞれ別々の道を歩みます。京本はラジオ番組の音楽プロデューサー、阿部、佐久間、渡辺は3人でライブハウスを経営、樹、髙地は戦争資料館の学芸員、宮舘、森本はダンサー、深澤、北斗は兄弟なのですが、戦場カメラマンとなり、戦地で強制送還され、兵士となったジェシーに出会います。昔と変わり果てた姿になっているジェシーを観て、深澤と北斗は元のジェシーに戻してやりたいと考え、京本に相談し(この部分は描かれていませんが大まかこんな感じです。)京本はみんなの元に訪れ、岩本を捜します。そんな岩本は特に詳しくは言っていないのですが、ギターを弾いていたので、恐らく音楽をしているのではないか、と思います。ジェシーに会うことを拒否していた岩本ですが、みんなに説得され、全員で戦地に向かい、ジェシーを説得します。その時の岩本が何とも言えなくて。説得しているとは言え、戦地ですので銃弾か爆弾なのかは分かりませんが、飛んできます。自分の解釈になりますが、岩本は少し受けてしまうんですよね。右腕を。その右腕を庇いながら必死にジェシーを説得する岩本。ここはちょっとグッときました。信頼し合っていた2人の想いというか。実は岩本はジェシーに会いたかったんだな、っていう。しかし、残念なことにジェシーは撃たれ、戦死します。

 

君にこの歌を

君にこの歌をはジェシーが岩本と歌うために岩本が前にいたバンドメンバーに力を借りて作った曲です。この歌が原因でジェシーと岩本は決裂してしまうのですが。この曲で毎年注目しているのが、手を振ってくれという歌詞。これはジェシーを想いみんなで歌う曲で、歌詞はジェシーとみんなで分類するとジェシー目線の曲になるかと思います。空を見上げて手を振ってくれれば、俺から見えるからっていう意味なのかなって思っているのですが、ここで不思議なのが今年は誰も手を振らなかったこと。自分が観た中でなので見落としはあるかもしれませんが、阿部くんは手を握り締め、髙地くんは手を振りかけ、開いていた手を握り締めていました。この意図がなんなのか。さよならは言わないから手を振らないのかな、と思ったのですが、それだと辻褄が合わない気がするので、これは次までの課題だな、と個人的に思いました。

 

ショータイム

今年はSnow ManもSixSTONESも新曲を2曲ずつもらっていて。Snow Manの一曲は嗚呼思春期のあとに歌われているので、ショータイムではタッキー&翼のEpilogueを歌っています。ちょっと意味深。ここではSnow ManのⅥ Guys Snow ManとSixSTONESのJaponica styleについて少し。まずⅥ Guys Snow Man。衣装がすごくジャニーズっぽい!と思いました。キラキラな生地にファー。嬉しいですね、歌詞はほぼ聞き取れなかったのですが、フリがかっこよくて岩本イズムを感じました。Japonica styleはまず扇子を使ったダンスがすごく綺麗!特に北斗くんと樹くんは妖艶さを感じました。あと布との絡み。ああいうのすごく良いですよね。昔の日本っていうより、今の日本が表現されているのかな、と思いました。

 

副題について

最後に副題の話だけ。今年の副題はBorn Tomorrow、直訳すると明日生まれるになるかと思うんですが、この明日というのはもしかしたら今なんじゃないか、と。戦争があったあの時代を経て、当たり前のようにある平和な日常、つまり今の日本のことを指しているんじゃないか、と自分は考えました。そう考えると今年の少年たちの本質が見えてくるのではないか、と思います。世界中では内乱やテロなどがたくさん起こっています。今こうしている間にもどこかで誰かが死の淵に立たされているかもしれません。日本も最近は北朝鮮からの弾道ミサイルにより不安なことはありますが、世界中に目を向けると平和だと言えると思います。これはまだ憲法9条に守られているからです。現在のわたしたちは戦争を目の当たりにしたことはありません。戦争なんて、日本の外で起こっていること、教科書に載っている遥か昔の出来事、という認識が殆どだとは思いますが、戦争はやっていいものではないことだけは分かります。わたしたちの祖父母の代、それ以上の代が経験した惨劇はこの先も繰り返されてはいけないことです。繰り返さないためにはわたしたちひとりひとりが声をあげ、今の日本を守っていくことが大事だと思います。と、なんだかスケールが大きくなりましたが、要は、今のこの平和な日本はいつまでも続くとは限らないからみんな守っていこうよ、いう意味が含まれていると思います。

 

と、今回は個人的な解釈を入れつつではありますが。

年々良くなっているなぁと感じますので、このあとの地方公演も楽しみだな、と思いました。