心筋症

一生夢を見ていたい。

9/16 18:00 少年たち

観た感想としては去年の少年たちを観れて良かった、と思いました。

 

今回の少年たちは、本人たちが台本の段階から加わったということもあり、去年不鮮明だったところが描かれていて、非常に分かりやすかったです。

 

また、去年と違うのは看守長が存在しておらず、声だけであること。

 

看守長がいないことで自分のが看守長の目線で囚人である本人達を観れるというのは、なかなか面白いし、後に感情を持っていかれるのはこの部分が影響しているのかな、と。

 

とにかく2幕にかなり持っていかれました。

 

去年よりメンバーの関係性やその後が明確になっていたのでなんだかグッとくるものがありました。

 

以下、メンバーの関係性ごとの感想です。

 

宮舘と慎太郎

ここの関係性はまさに男の友情といった感じでした。

お互いがお互いを挑発し合うんだけれども認めている部分もあって。

切磋琢磨しながら高めていっているというか。

お互いで奮い立たせて高みを目指す、そんな感じの関係性だな、と思いました。

 

樹と髙地

2人は同じ施設で育った、謂わば家族同様で。

本当にずーっとニコニコしていて、樹が髙地に合わせてあげている感はちょっと否めなくて可愛らしいな、と思いました。

髙地がこんなにぼけたっけ!?ってくらいぼけてぼけてぼけ倒していたので、樹が必死になって突っ込んでいて、すごくほっこりしました。

 

阿部と渡辺と佐久間

この3人は出所後TV局に勤めていて。

阿部は前科持ちということに負い目を感じていて、渡辺と佐久間はそんな阿部を支えるも3人は衝突してしまいます。

同じグループで日々活動している3人だからこそなんだかリアルに見えてしまって。

阿部には才能があるから、と上司に頭を下げる佐久間。

弱気になる阿部にだったらお前一人で辞めろよ!と喝を入れる渡辺。

それぞれ優しさがあって、それをちゃんと阿部も感じている。

長い年月を共に過ごしてきた3人だからこそ描けたシーンだったのではないかな、と思いました。

 

深澤と北斗

この2人は今回も兄弟ということで、前回はほのぼの兄弟だったのですが、今回はちょっとシリアスな部分もあり、兄弟らしさが出ていた気がします。

今回2人が歌う約束の場所。歴代の約束の歌を聞いていたからこそ、正直2人の声に合うの?と思っていたのですが、歌う、というより北斗に言い聞かせるように呟くような歌い方えおする深澤に兄を感じて。

それに応えるように北斗もハモっていって。

一番兄弟らしいな、と思ったシーンでした。

 

ジェシーと岩本

話のメインと言っても過言ではない2人。

元バンドのメンバーでという設定は前回と同様です。

去年は物足りなさを感じた2人の関係性ですが、出所後が描かれているため、明確となりました。

ジェシーが強制送還される前まで、俺には関係ない、といった態度だったのですが、強制送還されてから一人ジッとジェシーがいたところを見つめていて、やっぱり裏切られたとはいえ、大事な仲間であったことに変わりはないので寂しい気持ちもあるのかな、と。

2幕でもジェシーを想っていることが垣間見れて、でも最後まで素直になれない岩本が少し可愛かったです。

 

大我

彼は今回大きな役割をしていました。

彼がいることで話が分かりやすく進む、というか。

言ってしまえば、国語の文章問題のテストを満点取った、みたいな分かりやすさでした。

彼が居ることで物語がスルスル進んでいった感覚でした。

 

マリウス

2幕から登場のマリウスですが、ジェシーと同じ兵隊。

今回の少年たちは彼が戦争を少し分かりやすいものにしてくれたんじゃないかな、と。

もし自分がマリウスの立場だったら。

そう考えると鳥肌が止まりません。

敢えて、若い世代が発信することで、自分達が考える結果になっているのかな、と。

 

非常にざっくりではありますが、こんな感じです。

 

今年の少年たちは考えることが多かったので、一度落ち着いてまたゆっくりロスを楽しみながら考えていこうとおもいます。