心筋症

一生夢を見ていたい。

11/24 13:00 相対的浮世絵

いつもの如くあらすじを見ずに行ったので、まさかこんな話だとは思ってなくてびっくりしました。以下毎度のことながらネタバレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校時代に卓球部だった智朗、関、遠山、智朗の弟達朗は、ある日部室で智朗が吸っていた煙草が原因で遠山と達朗を亡くしてしまいます。しかし、20年後に2人が現れて、2人の手助けをしてくれる。20年前のことに罪悪感を感じている智朗と自分は後ろめたいことはない、と言う関。遠山と達朗はなんのために現れたのか、みたいな話です。めっちゃシリアスなんだけど、シリアスなはずなんだけど笑いがめちゃくちゃ多い笑玉置さん演じる遠山と山本くん演じる達朗は高校3年生と1年生で止まっているから結構高校生味があって、達朗は特に伊礼さん演じる智朗の弟だから余計に子供感というか高校生になりたてみたいな初々しさみたいなのがあって(りょーちゃんっていつもそういうところあるからそう見えただけかもしれないけど←)可愛くて仕方ないな、っていう感じでした。ノンスタ石田さん演じる関がちょっといい感じに後ろめたさを隠してくるので、それが堪らなくて、言ってしまえば楽なのにああいうのって認めたくないじゃないですか。そんな関がちょっと可哀想ででもなんか共感できてしまうっていうその微妙な心情を出すのが上手いな、と思いました。伊礼さん演じる智朗は、恐らく20年ずっと後ろめたく思ってたんでしょうね。原因は自分だし、自分のせいで弟が亡くなって、両親もかなり悲しんだだろうし、実際に家では両親が悲しんでたみたいな台詞を言ってるし。関とは反対で罪悪感から解放されたいんだろうなぁという感じでした。あと、この4人とは別に、遠山と達朗が「向こう」で出会ったという山西さん演じる野村という男も登場するんですが、かなり典型的なおじちゃんで、喋りかけてもないのに勝手に次々と自分の話をし始めるという言わば厄介な人みたいな印象なんですけど、話が進んでいくごとに結構大事な人物で。智朗と関の邪念というか、今思ってる後ろめたいことを全部精算するきっかけの人物、みたいな。ただ正しいことを言ってるだけだけども、それに触発されて遠山と達朗達も動かされて、4人が正しい方でいけた気がしたので厄介なおじちゃんもたまには必要かな、みたいな笑野村に関してはそんなイメージでした。行った日が大千穐楽だったので、カーテンコールで挨拶があったのですが、5人がすごく仲良くて、主演がりょーちゃんなんですけど、みんなりょーちゃんといえば察しがつくと思うんですけど、ちょっとというかかなり守りたくなる弟気質みたいな可愛らしい子じゃないですか笑(そんなりょーちゃんが可愛くてたまんないんだけどね!!!!)そんな感じがもう滲み出ていてついかわいい〜と言ってしまいたくなりました笑