心筋症

一生夢を見ていたい。

8/31 12:00 ブラック or ホワイトーあなたの上司、訴えます!ー

まじで今の精神状態で観る舞台じゃなかった←

以下ネタバレです。あと、めちゃくちゃ主観です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台は会社。大きいリフォーム会社の東東京支店の社員たちのお話です。この支店にいた若者緑岡、という男が本社へ久保田課長(羽場さん)のパワハラを告発したことがきっかけで、昔課長にお世話になったという統括課課長の一寸八尺(アツヒロさん)が身分を偽りパワハラの真相を掴もうと奮闘するという感じの話です。まず、舞台設定が個人的にこの話に入り込む原因でした。自分は法人のリフォーム課がある会社でパートとして日々生きていて、少しだけリフォーム関係(と言ってもピンポイントな分野だけなんですけど)を勉強したことがあって。(ちなみに普段は全然違うものを商品として販売しています。)その時点でえ、そんなピンポイントに似ているところ持ってこられる?とびっくりしました。そもそも粗筋を読まないので、この時点でもうすでに5分は経過しています笑そして更に物語に引き込んだのが内くん演じる中本という男の存在でした。中本は、アツヒロさん演じる一寸八尺の部下で、ゆとり第1世代を生きてきた超マジメな若者って感じなんですが、多分平成生まれは中本みたいな考え方の人結構いると思うんです。学生時代はやれと言われたことだけやってそれだけで良かったのに社会人になった途端それだけじゃダメで、でもやれって言われてないことって結構難しかったり分からなかったりするんですよね。気を効かせたつもりが実は墓穴掘ってて怒られる、みたいなことがあったりして、今回のこの舞台もそういうことがきっかけでパワハラだと感じて内部告発をした、という流れになっていました。パワハラの定義ってすごく難しくて、相手がされたと思ったらパワハラだし、周りがされていると感じてもパワハラだし。感じ方は時代の風潮や、環境によって変わってくるものだし、社会ってシンプルになってしまうけど、面倒くさいなぁって思ってしまいました。この舞台では、中本が、自分には課長が言っていることが理解できなくて、緑岡が送ってきた告発文書の方が理解ができるって言ってたんですけど、自分もそうだなって思ったし、自分にとって例えばAという事象に対してBという考えを導き出したとしても、必ず全員がBだと思うわけじゃない、ということを改めて気づかされたし、一寸八尺も久保田も中本の言うことに耳を傾けているように思えて羨ましく思いました。部下に耳を傾けてくれる上司っていることはいるけど、なんというか、根本的解決策の方向性が違うくて。まぁ生きてきた環境が違うから考え方が違うのは当たり前なんですけど、だからこそお互いがお互いを知って歩み寄らないと助け合えないし、パワハラなんて無くならないんだろうな、と舞台を観に行ったのに仕事している感覚に陥りました。笑(設定が設定だしね)なんだろうな、とりあえず上司みんな一寸八尺や久保田みたいな上司だったら良いのにってすごく思った。部下の責任を部下を傷つけずに取る、みたいな。怒られることも大事なのは分かるんですけど、怒られたら落ち込むし笑今回の舞台は境遇やキャラクターが自分が今置かれている状況にすごく似ていて考えることが多くて辛かったです。自分もゆとり真っ只中に産まれて、そこそこ当たり障りのない学生時代を過ごしてちょっと挫折して今に至る訳なんですけど、上司がなんとなくで言った言葉で傷ついて、否定された気分になってたけど、それだけじゃなくて、相手の考え方と自分の考え方が根本的に違ったんだな、と思いました。ここ最近それで落ち込んだし、まだ根に持ってることもあるけど(かれこれ2週間くらい引きずってる。迷惑だからそろそろやめような)とりあえず上司の話をちゃんと聞いて理解することから始めよう、そう思えた舞台でした。

 

 

それにしてもピンポイント過ぎたなぁ笑