心筋症

一生夢を見ていたい。

4/11 19:00 Take Me Out2018

果たして自分はこの舞台についてうまく書けるのだろうか。

 

話はアメリカメジャーリーグ。ダレンという男のあるカミングアウトによってそれまで仲良くやっていたチームに不穏な空気が訪れる。

 

というかなりざっくりした感じですが、あらすじはこんな感じ。

そのカミングアウトした内容が、セクシュアルに関することなので否定的な方はここでなかったことにしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的に主観的なことばかりです。自分はダレンがすごく羨ましいと思った。自分の正直いって仕事する上では必ずしも必要ではないできれば知られたくないセクシャリティを彼の場合はゲイだと言うことですが、それを堂々と言えることが羨ましかった。しかし、それには理由があって、親友ではあるデイビーが背中を押してくれたから。しかし、デイビーはダレンを受け入れることはしませんでした。それどころか罵声を浴びせ、否定しました。「変態野郎」と。ショックですよね。ありのままのキミを知りたいと言われたのに、言ったら手のひらを返したように否定する。親友だと思っていた人にですよ?そんなの立ち直れないし、ダレンは耐えて最後にデイビーに「死ね」って言っちゃうんです。この一言は軽いものではなく、自分が信じられると思っていた人からの否定、罵声から出た心の声だと思いました。そのあと、デイビーはシェーンが投げたボールが自分に当たり、デッドボールで本当に死んでしまうのですが、それも悲しいんですよね。親友に否定されたまま死なれるという。親友にはせめて、理解はできなくとも否定しないで欲しいものです。シェーンがデッドボールを投げることにも意味があって、それは長くなるので本編でぜひ。ダレンがゲイだと公表してから同情の手紙が届くようになります。それも辛いんですよね。正直、第3者からのそういう手紙って響かないんですよね。響かないというか、そういう言葉が欲しいんじゃないんです。ダレンは俺が受けるのは羨望や妬みであって同情はいらないと言ってて。同情って一番いらないんです。だったらふーんそうなんやくらいで良いやんっていう。気の利いたこと言えないなら何も言わなくて良いと思うんです。ただ知ってくれたらそれだけで救われることもあるんです。何か言って欲しいから言うんじゃない。本当の自分をただ知って欲しいだけ。更に近しい人には受け入れられなくても否定はしないで欲しい。本当にそれだけで良い。

 

今回のこの舞台、主人公はずっと語り手だったダレンのチームメイトキッピーだと思ってたんです。そしたらまさかのダレンの会計士であるメイソンだったという。もう結構な衝撃でした。あらすじを読まずに行くとこういうことになる。笑

 

とまぁこんな感じなんですけど、ここに冒頭の一文に戻ります。

 

果たして自分はこの舞台についてうまく書けるのだろうか。

 

ちょっと頭の良い人みたいこの書き方←とまぁ冗談は置いといて、そう思ったのは、自分もダレン側の人間だからです。自分はパンセクシャルというまた違うセクシャリティなので一緒にして良いのか、、、というところなのですが。幸い、自分の回りは受け入れてくれている人が多いので、今こうして仕事をして、趣味に没頭して、人生を生きています。しかし、その受け入れてくれている人全員がはじめから肯定的ではなくて、元は否定的な意見もありました。心無いことを言われたこともあったし、そういう目で見てるんじゃないかと思われることもありました。でもなんというか、ずっと言ってますけど、分かってほしいわけじゃなくて、知っていてほしい。自分はこういう人間なんだよ、ということを。知ってもらえるだけでかなり気持ちって変わるんです。自分はこのTake Me Out2018で自分を知ってもらって、理解してもらう難しさを知り、勇気をもらいました。やっぱりね、自分を隠して生きるのってすごく辛いし、理解してもらえないことも辛い。この舞台はそういう思いが詰まってるので是非観ていただきたい。見方は確実に変わると思います。

 

ということで途中からカミングアウトになりましたが、こんな感じです!(強制終了