心筋症

一生夢を見ていたい。

1/25 19:00 ぼくの友達

久しぶりの舞台ハシゴはちょっとしんどかったです。笑

 

 

 

 

 

 

パンフレットをまだ読んでいないので詳細はまだ分からないのですが、自分的粗筋は再起をかけた俳優が実写化する映画の自分の役の本人に会いに行き、いろいろ聞き出すけれども、彼は映画がものすごく嫌いでバレてしまってさぁどうしよう!みたいな感じでした。(めちゃくちゃざっくり

登場人物は、再起をかけた俳優トニー(辰巳さん)とトニーが演じる役の本人フランキー(田中健さん)とフランキーの妻シャロン(香寿たつきさん)の3人。あと名前のみですがパーシー・ダンジェリーノというフランキーの古くからの友人が今回のキーとして出てきます。

と、すごくシンプルなのに内容はちょっとどころじゃないくらいの非日常で、それをあたかも日常かのように進めていきます。昨日のテレビ観た?あれ面白かったよねーみたいなテンションで。そんな非日常な日常がありながらも笑いが沢山あって思わず声を出して笑ってしまったほどでした。

 

ここからは演者の話を。

辰巳さん。トニーは始め、役者だということは明かされていません。ただパーシーの友人だ、とだけ言います。そのあと役者だと自白するのですが、バレそうになる時のトニーがめちゃくちゃ面白い。いや、あの、それはだめです!やめましょう!って必死でフランキーを止めてる姿がぴょんぴょんしていてちょっと不覚にも子犬みたいだなって思ってしまいました。笑フランキーのバレたあとも殺されるんじゃないかってビクビクしていた姿はほんとに怖そうで自分までちょっとビクッとするほどでした。個人的にツボだったのは、シャロンにサインが欲しい!って言われてサインを書こうとするけど、手が手錠で拘束されているからうまくいかなくて、椅子を倒しちゃった時に脚で立てたら脛に椅子が当たっちゃってものすごく痛がってたことです。笑

田中健さん。田中さんは以前MORSEでホーカン役をされていて、自分が一番気に入った方でした。今回のこの舞台を行くと決めた一つの要因でもあったんです。そんな田中健さんが演じていたフランキーはマフィアのボス。そして自分の受けた印象は、かなり傲慢。気に入らないことは銃で抑圧しているような性格で、自分が必ず正しいと思っている。そんな嫌な男でした。とにかく貫禄があって余裕がすごい。だいたい50代とかだと思うんですけど、50代が喋るセリフの言い方だったと思います。シェイクスピアが好きなところはかわいさを感じました。

香寿さん。香寿さんはフランキーの嫁役シャロンです。とにかく表情が豊か。基本ニコニコしているにですが、怒ったりからかったりと楽しそうでした。そして拗ねてる顔がこれまた可愛い。見惚れましたね。笑ミントジュレップが好きで冷蔵庫に20L入ってるとかいないとか。トニーにサインを書いてもらうシーンが一番乙女で。書いてもらってそのサインを観ているときがすごく可愛らしいい顔をしていて。思わずかわいいと言ってしまいそうでした。

 

こういう少人数舞台が久々だったのですごく落ち着きました。