心筋症

一生夢を見ていたい。

6/14 14:00 I LOVE A PIANO

久しぶり?に舞台を観に行ってきました。

と行っても1ヶ月くらいなんですけど。

今回もネタバレ含みますのでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は1920年代。世界恐慌が起こる前、第一次世界大戦が終わり、アメリカが活気付いてる頃。

レオンと(言っていた気がします)いう男があるミュージックショップに買い取られたピアノに一目惚れしたところから始まります。

そして、ピアノと共にそのミュージックショップの店主の親戚であるサリーと(もしくはサディか)いう女の子に一目惚れをします。

毎日コツコツ働いてお金を貯めている一方で大晦日に、レオンはサリーを映画に誘い、その帰りに告白をし、付き合い始めます。

更にもう一年。レオンが欲しがっていたピアノがあるバーに買い取られてしまいます。

それに怒ったレオンはどうにか取り返し、サリーに、僕の一番初めの曲をクリスマスに君にプレゼントするよ、とプロポーズします。

しかし、そんな二人を世界恐慌が襲います。

元々ユダヤ人でロシアから家族と共に逃げてきたレオンにはお金がなく、サリーの父親はそんな二人をよく思っておらず、無理やり引き離します。

レオンは悲しみ、ピアノを見ると彼女を思い出すからとピアノを売り払ってしまいます。

そこから第二次世界大戦やいろいろあり、レオンも別の奥さんと結婚し、作曲家として幸せに暮らしていた頃。

オーディションを開催すべく、会場に行くと、あの頃に手放したピアノと再会します。

そして、オーディションの知らせをラジオで聴いたサリーがレオンの元へやってきて、レオンはサリーに贈るはずだった曲、「White Christmas」を贈る、とまぁこの拙い文章で伝わってくれ、、、!なあらすじです。

一人何役もされているため、役名の記載がないため、聞き取った音で書いてます。ご了承ください。

 

とにかくすごくピュアなんですよ。レオンとサリーが。

レオンがサリーに意を決して告白するところなんて、サリーは告白されるかなどうかなってなってるからすごく期待した表情になっちゃってるし、あまりの緊張で動揺しちゃうレオンもなんだか落ち着かないし、告白を聴いたサリーがクリスマスに言ってほしかったなんて言うところはなんかもうただの少女だし。

ずっと見ていたくなるカップルっていうか、聞かなくても幸せなんだなって分かるカップル感がすごくて。

結婚してください!って言った時もすごく嬉しそうで幸せそうで。

この幸せずっと続いてほしいなぁって思うけれど、やっぱり貧富の差と経済には勝てなくて。

こんなことなら駆け落ちすれば良かったなんてピアノに縋るレオンがもう辛くて辛くて。

だからこそ、40年経って、お互い別の幸せを掴んでるとは言え、再会できたことがなんだかもう嬉しくて。

二人はもう一緒にはなれないけど、でも、あの頃の二人で。

愛とは違う何かなんだろうな、ってすごく考えさせられました。

 

そして、今回のこの舞台と言えば、ダンスで名が通っている屋良さんが初めてピアノに挑戦するということで。

少し慣れていない感じが可愛らしくて。

しかし、ダンス同様優しく繊細で聞き惚れてしまいました。

 

ダンスもたくさんあって、なんならセリフより歌が多い感じで、THEミュージカル感の強い舞台でしたが、個性溢れる演者さんと、綺麗な歌声とダンスとピアノで、すごく聞き惚れ、見惚れた約2時間でした。