心筋症

一生夢を見ていたい。

7/25 13:00 ペールギュント

新しい舞台を観たって思った。
まずセットチェンジしないし、
暗転しきらないし。
音楽が場面の切り替わりって感じだった。
場面場面も役者さん達が作りあげて
いってたし、でもそれが場面を
今作ってます!な感じじゃないし、
徐々に切り替わっていくって言ったら
いいのかな?切れ目がなく
続いてる感じがして不思議な感じだった。
戯曲ってこういうことなのかって思った。

話の粗方を言うと主人公ペールが人生を
懸けて自分探しに出るっていう壮大な話で。
とりあえずペールがどうしようもない奴
なんやけどでもそんな奴でも
心配してくれる人がいて、
死んだら泣ける大切な人がいて
どんなに女をたぶらかしても
最期の最期まで自分を愛してくれる人がいる。
どんな人間だって悲しまない人はいないし
愛さない人間もいないし、独りじゃない。
自分が自分であることは自分を見失うことで
それでいて自分であるべきこと。
自分はそう解釈しました。
これが正解か不正解かは分からないけど
今の自分にはすごく突き刺さったし
観れて良かったと思えた舞台でした。