6/14 14:00 I LOVE A PIANO
久しぶり?に舞台を観に行ってきました。
と行っても1ヶ月くらいなんですけど。
今回もネタバレ含みますのでお願いします。
時は1920年代。世界恐慌が起こる前、第一次世界大戦が終わり、アメリカが活気付いてる頃。
レオンと(言っていた気がします)いう男があるミュージックショップに買い取られたピアノに一目惚れしたところから始まります。
そして、ピアノと共にそのミュージックショップの店主の親戚であるサリーと(もしくはサディか)いう女の子に一目惚れをします。
毎日コツコツ働いてお金を貯めている一方で大晦日に、レオンはサリーを映画に誘い、その帰りに告白をし、付き合い始めます。
更にもう一年。レオンが欲しがっていたピアノがあるバーに買い取られてしまいます。
それに怒ったレオンはどうにか取り返し、サリーに、僕の一番初めの曲をクリスマスに君にプレゼントするよ、とプロポーズします。
しかし、そんな二人を世界恐慌が襲います。
元々ユダヤ人でロシアから家族と共に逃げてきたレオンにはお金がなく、サリーの父親はそんな二人をよく思っておらず、無理やり引き離します。
レオンは悲しみ、ピアノを見ると彼女を思い出すからとピアノを売り払ってしまいます。
そこから第二次世界大戦やいろいろあり、レオンも別の奥さんと結婚し、作曲家として幸せに暮らしていた頃。
オーディションを開催すべく、会場に行くと、あの頃に手放したピアノと再会します。
そして、オーディションの知らせをラジオで聴いたサリーがレオンの元へやってきて、レオンはサリーに贈るはずだった曲、「White Christmas」を贈る、とまぁこの拙い文章で伝わってくれ、、、!なあらすじです。
一人何役もされているため、役名の記載がないため、聞き取った音で書いてます。ご了承ください。
とにかくすごくピュアなんですよ。レオンとサリーが。
レオンがサリーに意を決して告白するところなんて、サリーは告白されるかなどうかなってなってるからすごく期待した表情になっちゃってるし、あまりの緊張で動揺しちゃうレオンもなんだか落ち着かないし、告白を聴いたサリーがクリスマスに言ってほしかったなんて言うところはなんかもうただの少女だし。
ずっと見ていたくなるカップルっていうか、聞かなくても幸せなんだなって分かるカップル感がすごくて。
結婚してください!って言った時もすごく嬉しそうで幸せそうで。
この幸せずっと続いてほしいなぁって思うけれど、やっぱり貧富の差と経済には勝てなくて。
こんなことなら駆け落ちすれば良かったなんてピアノに縋るレオンがもう辛くて辛くて。
だからこそ、40年経って、お互い別の幸せを掴んでるとは言え、再会できたことがなんだかもう嬉しくて。
二人はもう一緒にはなれないけど、でも、あの頃の二人で。
愛とは違う何かなんだろうな、ってすごく考えさせられました。
そして、今回のこの舞台と言えば、ダンスで名が通っている屋良さんが初めてピアノに挑戦するということで。
少し慣れていない感じが可愛らしくて。
しかし、ダンス同様優しく繊細で聞き惚れてしまいました。
ダンスもたくさんあって、なんならセリフより歌が多い感じで、THEミュージカル感の強い舞台でしたが、個性溢れる演者さんと、綺麗な歌声とダンスとピアノで、すごく聞き惚れ、見惚れた約2時間でした。
5/18 14:00 23階の笑い
因みに初演は観ていません。
今回、大阪にもこの23階の笑いが上演されるとのことだったので、行ってまいりました。
話の舞台はアメリカ。
7人の作家と1人の秘書と1人のコメディアンの人気番組が終わるまでの話、といったところでしょうか。
出演はふぉ〜ゆ〜の4人、シソンヌの2人、なだぎ武さん、あと女優の入山法子さんと立花瑠菜さんという若手女優さんです。
あらすじを読んだところによると、この話の原作はニール・サイモンなのですが、あの、ニール・サイモンが若手の頃に放送作家として参加していた番組の裏側を書いた話だそうで。
とにかく面白い。
1/3が芸人という状況で面白くないはずがない。
元々なだぎさんのお笑いセンスは個人的に好きで。
シソンヌさんというお笑いコンビは今回初めましてだったのですが、役柄なのかシュールな感じで。
全体的に会話のラリーは淡々と進むのですが、その中にポッと入るツッコミがじわじわ笑いを誘ってくる感じで。
あと、なだぎさんがほっんとに自由で笑
暴走に暴走を重ねてると言いますか。笑
おけつ探偵以外呟くな!と言われたので、辞めておきますが(詳しくはどなたかが呟いてますので良ければ笑)ほんとに吹くくらい面白かったです。
シソンヌさん、ちょっと気になったので今度ネタ観てみようと思います。
そして女優陣ですが、まず立花さん。
立花さんのプロフィールを観たのですがなんと1996年!
最近20歳になったばっかりやん!っていう。
そんな感じには全くみえなくて。
3年間ベルギーに留学していた帰国子女だそうで、英語の発音がすごく綺麗でした。
2015年から芸能活動をされているということで、演技経験はそんなにないようですが、堂々としていて素敵でしたね。
入山さんは、去年の舞台、「市馬三郎〜温泉宿の恋〜」という舞台に出演されていた方で。
残念ながら、自分はその舞台を観ることはできなかったので、今回すごく楽しみで。
男勝りな女性作家という役所だったのですが、立ち振る舞いからガサツさが出ていて。
要所要所で涙ぐむシーンもあったのですが、本当に涙が流れていて。
誰かしらがふざけていて(演出かアドリブかは定かではありません)とてもじゃないけど泣ける状況じゃないでしょ、、、っていう場面だったのですが、本当に泣いていて女優さんってすごいな、と。
入山さんはドラマとかでよく拝見させていただきますが、今回は今までに観たことのない役だったので、結構心を奪われましたね。
最後にふぉ〜ゆ〜の4人ですが。
今回の話はニール・サイモンがモデルのルーカスを辰巳さんが演じているため、基本的に辰巳さんが中心といいますか、辰巳さんがいろいろな説明をしてくれます。
一番新人の役でちょっと不憫なルーカス。
周りに振り回される辰巳さんがものすごく可愛らしかったです。
越岡さんは女好きでルーカスの良き友で良き先輩という役。
しかし、はじめルーカスをアニーと呼んでいるので良き友であるかは不明です。
とにかく下品でちょっと最低な奴なんですが、奥さんに逃げられてしまう、ちょっと気の毒な奴でもあります。
なだぎさんにアンパンマンのうちわを持たされてここにお前(しょくぱんまん)がいるぞ!みたいなことを言われていて笑
もう笑うしかありませんでした。笑
あと、ベレー帽をかぶっていたのですが、ポケットにまだベレー帽を2個入れていて笑
途中で綺麗に畳み始めるのですが、そのタイミングで!?ってところで畳み始めるので笑いをこらえるのに必死でした。
福田さんがこのチームの最年長でチーフ作家。
ロシアから渡米してきたため、英語訛りが強い、という役です。
話は日本語で進むのでどんな感じなのかなと思ったらまさかの東北弁笑
しかもその方言がなんか似合ってて本当にじわじわきちゃうんですよね笑
小ボケが要所要所に散りばめられているし、なだぎさんに無茶振りされて焦る中、なだぎさんに俺の言ったことをそのまま言えって言われて、言うもその意味が分からないという笑(ちなみに「ヤナギブソン」でした笑)
なんで笑ってるんだろ?ってなってる福田さんが面白かったです。
そして最後の松崎さんはアメリカのコメディアン。
毎晩帰る時に精神安定剤2粒をスコッチで流して泡を吹くというちょっとよく分からない人です笑
この役松崎さんにめちゃくちゃはまっていて!
ぶっ飛び方も振り切り具合も堪らん面白い!
面白い言葉を言ってるとかじゃないんですけど、なんか笑えてくる、みたいな。
しかし松崎さんの役の振り幅はすごいな、と毎回びっくりさせられます。
とまぁざっくりとした感想ですが。
本当に面白いので、明日もあります。
お時間のある方は是非、当日券もありますので、行ってみるのもありですよ。笑
5/11 14:00 Defiled
保険かけると支離滅裂です。
ネタバレあるね。
なんか、不思議な気持ちで、こんなにモヤモヤするのは初めてです。
初めは立てこもってるところからなので張り詰めていて。
こんな感じの話なんかーと思っていたら、ギャグとかボケとか入っていて一気に面白くなっちゃうし、突然身の上話したかと思うと言い合いが始まるし。
言葉は一気に捲し立てるし、突然感情的になるし、目録カードを電子化するために撤去するから怒っているだけなんですけど、それでも、それだけで?っていう疑問がすごくて。
でもハリーにとっては重要なのは分かるけど、何が重要なのか分からない。
いや、変わるけれど、だからと言って爆弾を仕掛けて立てこもるかと言われればそこまでではない、という感じです。
勝村さんはインタビューでハリーの気持ちは共感しやすくなっていると言っているんですが、自分理解できているのかわからなくて。
恐らく無意識的なことなのかな、と。
無意識だとするとかなりやばい奴ではあると思うんですけどね。
そんなハリーにディッキーは諭すんですが、最後の方で、ディッキーはキミとここから出て、家に帰ってカミさんのごはん食べてお風呂に入って朝方まで寝たいんだよって言っていて。
定年間近の刑事って、イメージしかないんですけど、現場仕事ってまぁないと思うんです。
ましてや犯人と交渉なんてしないと思うんです。
それでも、しないといけないディッキーの本音かな、と。
理解できないことを言うハリーを説得するだけのために、ハリーと爆弾に囲まれる。
とても冷静になれない状況で、ニコニコとハリーの話を聞いておまけに身の上話までする。
初めてあったしかも爆弾持って立てこもってる人に自分の話するってかなり勇気いると思うんですよね。
ディッキーは途中で一度外に出ます。
上司にこれ以上の交渉は無理だと言ってくると言いますが、戻ってきたディッキーの手には、同意書と胸に忍ばせた拳銃が。
ほんとはこんなことしたくないから俺とここを出ようと銃を突きつけるんですけど、それでもハリーは動じなくて。
目録カードがなくなるなら死んだ方がマシだ!なんて言っちゃうし。
揉み合いになってディッキーから拳銃奪っちゃうし。
でも、最後ディッキーを騙して図書館から追い出したハリーは銃に撃たれて、その反動で爆弾のスイッチを入れて図書館とともに死んじゃうんですよね。
その時なんですけど、何故ハリーは撃たれたのか。
撃たれた時、ガラスが割れる音も唯一空いていた扉が開いた音もしなくて。
銃声を聞いたディッキーがハリーに無事か聞いていたのでディッキーが忍び込んだ様子もなく。
考えられるとすれば、ディッキーから奪った拳銃が暴発したんじゃないか、ということ。
ハリーが撃たれた時、ハリーは机に覆いかぶさるようにしていたため、腹部の近くに拳銃が置かれていました。
位置も一致するので間違いないと思うんです。でも、自分の要求を飲まないと読んだディッキーが拳銃が暴発するように仕組んだんじゃないか、ともう考えてしまって。
もしそうだったら恐怖でしかないな、と。
そこの真意は分かりませんが、負傷したハリーは、混乱しながらついに爆弾のスイッチを押して図書館と共に死んでいきます。
目録カードが電子化でなりなくなることによってここまで発展してしまいました。
図書館も目録カードもハリー自身もなくなると思っていなくて衝撃でした。
どっちも救えないってなんとも言えなくて。
本当にかわいそうというか切ない奴でした。
でもいつも持ってる目録カードと一緒に死ねたことはディッキーには地獄だけどハリーには天国だろうな、と。
出演者は戸塚さんと勝村さんしかほんといらっしゃらなくて。
戸塚さんは感情的になって早口でまくしたて強いこだわりがある。
勝村さんは一度話を受け入れてでも言い合いになるとすごく怒る。
本当にセリフはポンポン飛ぶし、迫力はあるし、無駄はないし。
疑問が多く残る舞台でしたが、楽しい舞台でした。
4/21 14:00 それいゆ
頭痛に浮かされながらの観劇で更新遅れました。笑
再演ということで、前回の初演でものすごく感動しまして。(全く言葉にはできてなかったですけど。)
話自体は変わりありませんでした。
以下個人的感想です。
最早、全員不器用なんじゃないかと思えてきました。
主人公、中原淳一は誰がどこから見ても不器用だと思える人で。現状に満足せず、常に新しいことを追い続け、美しさとは何か、を常に考え続けそれ故に周りを取り巻く友人や、弟子までもが離れていってしまうという何とも切ない人です。妥協することなんていくらでもできるのに、自分が満足しないからと手を抜かず、その姿勢は鑑とも言えるとは思うんですが、常人には理解できない精神だな、と思います。
そんな淳一のファンであった舞子だって、純粋に夢を追いかけているように思えますが、両親の都合で、一緒になりたくもない男と結婚させられ、ストリッパーになります。淳一と決別する日、舞子は淳一に私だって我慢してるんだから、先生も我慢してよ、少女の友で挿絵を描いてよ、と懇願しますが、今迄素直に生きていたとは思えない程の悲愴感で。今迄内に秘めていたものが全部出てしまった、みたいな。その後、両親が亡くなり、一人になった舞子は男と別れ、女優を目指すのですが、それまでにそんな絶望の数年を過ごした中で一度、淳一に出会ったということが、舞子にとって一番の救いだったのかな、と思ったり。自分の希望だった少女の友の挿絵を描いていた淳一に、堕ちるところまで堕ちた自分を見られた辛さというか、悲しさ、というか。でも、あの時天沢が舞子に出会って淳一に言っていなければ、出会うこともなかったし、舞子が夢を思い出すこともなかったのかな、と。
天沢は生き方もですが、特に性格が不器用だな、と思いました。舞子に連れられ、初めて淳一のアトリエに行った時、桜木が使う英語にきちんと突っ込んだり、淳一の服装に驚いたり。あの中で一番、あの頃の日本を気にしているように思えました。国のために戦争に行かなければいけないのに、肺結核を患ったため、出兵を免れたことに負い目を感じているのかな、と。そして、最期まで淳一の元を一度も離れなかった天沢ですが、天沢は淳一が一番弱くて、孤独な人間だと分かっていたからではないかな、と感じました。淳一を独りにすると本当にこの人は周りが見えなくなってしまう、と思ったのかな、と。信頼していた弟子が離れ、友達だった舞子と絶交し、理解者だった編集者は降板と共に離れ、どこから見てもおかしいけれど、素敵な淳一を支える人は自分を救ってくれた自分しかいないんじゃないか、と。しかし、その考えこそが一番素直で不器用だな、と思います。
桜木は、淳一に振り回されながらも師事している挿絵作家です。自分は、桜木こそが一番不器用なんじゃないかな、と思いました。と言うのも、2幕で淳一を裏切り、以前淳一の才能を見出し少女の友の専属作家にした山嵜の依頼で、ひまわり社以外の雑誌の挿絵を描いてしまいます。淳一には、給金が足りないなら僕に言えば良いと言われ、その時には僕にだって生活があるんです、と言っていますが、本当は違うんじゃないかな、と。何年も淳一に従事している中で、自分は求められたものだけを書けば良いと思っている桜木と、自分の満足のために妥協をしない淳一の間で考え方の違いが生じてしまったが故のフラストレーションの爆発じゃないかな、と思うんです。こんな挿絵で満足なのか?と淳一に聞かれ、満足しなくてもお金はもらえると考える桜木。誰よりも長い月日を過ごしていた2人がこんなにも簡単に終わってしまうのか、と。けれども、桜木は淳一に感謝しているから、最後にお世話になりました、と悔しそうに言うんですよね。泣きそうな声で。もうすごく切ない。何故1枚の挿絵でこんな辛い別れをしなければならないのか、と。桜木もそこまで言えるんだったら、妥協してこれから先も淳一に師事していれば良いのに。そこまでして意地を張りたかったのか、自分が描いた挿絵について核心を突かれたからなのか。どっちにせよ、切なすぎる話ですね。
と、今回の再演ではメインの4人について書いてみました。
自分が思ったことなので、全く違うこと言っているかもしれません。
それでも言えることは、再演がされること素敵な舞台だと言うことです。
4/14 13:00 滝沢歌舞伎2017
やっと行けました。滝沢歌舞伎。
ずっと行きたくて行きたくて、今回衝動的だったんですけど。笑
感想というか、言葉を失いすぎているので、自分が思ったことをひたすらだらだら書こうと思います。
インパクトめっちゃありません?
幕が空いた瞬間、夢にまでみたあの滝沢歌舞伎が目の前で上演されていると思うともう嬉しくて鳥肌が立ちました。キラキラしていて、演者はみんな楽しそうで。みんなこの舞台に立てることが嬉しくて仕方がないと言った感じで。そんな舞台を観れたことがとにかく嬉しかったです。それぞれの感想を書くと、自担のことだけになってしまうので省略しますが、自分がえ、これなに!?と思ったのが太鼓。健くんが太鼓の上でタップダンスをしていて。自分の足で太鼓の音を出すっていうことが衝撃的で。こういう発想は何処から生まれるのかな、と目から鱗でした。あとは何と言っても浮世艶姿桜のセグウェイですね。あれは一体なんなんですか?笑ただセグウェイに乗ってるだけだと思ったら光出したで!?!?っていう。笑いやぁ衝撃でしかなかったです。
出演者について
個人的なことになってしまうので、控えようかな、と思ったのですが、どうしても書きたい人がいるので少しだけ。今回Jr.のメインメンバーにSnow Man、宇宙Sixから林翔太くん、そして関西から室龍太くんが出演されていました。まず林くん。実は今迄林くんに注目したことがなくて。と言うのも、自分はTheyだと高橋くんだったし、高橋くんが辞めた後は山本くんを観ていたので。ものすごく失礼すぎる話なんですけどね。こどもつかいの林くんが本当に信じられなくて。恐れ慄くあの表情になんだがゾワっとしてしまって。こどもつかいは林くんにただただ引き込まれました。室くんは、結構演技を観ることが多くて。一番最後に観たのは恐らく少年たちだった気がするのですが、あの頃より気迫もあって、堂々としていたと思います。殺陣がやりたいと言っていましたが、見せ場もたくさんあって、観ごたえあるな、と思いました。最後にSnow Manですが、もう今や常連でタッキーのお付きじゃないか!?という程のSnow Manですが、先日のジャニーズJr.祭りとは空気感が違って。こんなSnow Man観たことない!と鳥肌が立ちました。振りは揃えるし、メリハリ付いてるし。いつも以上にかっこよかったです。(色眼鏡)
最後に。
滝沢歌舞伎って、華やかだけど落ち着きがあるな、と思いました。最後のwith LOVEで、タッキーがすごく儚くて。なんだが切なくなってしまって泣きそうになりました。一人一人を粒立たせ、埋もれされない。し、ごちゃつかない。あれだけ人がいると、誰が誰だが分からなくなる時があるんですが、そういうことはなくて。不思議だな、と思ったんですが、よく後輩と接するタッキーだからなのかな、と思ったり。これは癖になりますね。早くも来年が楽しみです。
4/6 11:30 コメディ・トゥナイト!
笑い以外起きない空間でした。
ブロードウェイのミュージカルを江戸版にアレンジということで初めは意味が分かりませんでした。
だって、江戸版ですよ?はい?って感じじゃないですか笑
そして、脚本が宮本亜門さんということで、更に謎でしかなくて。
でも、一度亜門さんの作品を観たいと思っていたのと、何より内くんが出るということで思い切って行ってみました。(半分以上後者)
まず演者が豪華すぎる。
主演が片岡愛之助さん、他にもルー大柴さん、高橋ジョージさん、松田美由紀さん、平野綾さん、ダイヤモンドユカイさん等テレビでよく観る方ばかりで。
とにかく目移り酷いし誰を観ればいいのか分からない!笑
こんなに贅沢な気分を味わったのは久しぶりでした。
話のあらすじは、薬屋の夫婦が妻の母の見舞いのために旅に出ることになり、その間2人の子供の面倒を見るよう丁稚頭は言われます。妻は丁稚頭に子供が賢くなるようなものをたくさん食べさせることと、変な虫がつかないようにと言って出て行きます。しかし、2人の子供は隣の女郎屋に入ったばかりの女郎に一目惚れしてしまい、それを子供付きの丁稚が知ります。その丁稚が子供のためにどうにか2人をくっつけようとしてハチャメチャなことが起こるという話です。
とにかく笑い要素が強くて笑わずにはいれない感じで。
申し訳ないですが、高橋ジョージさんが最後内くんに結婚を許す場面が一番面白くて説得力あり過ぎて面白かったです笑
ただものすごく気になったのは、内くんの役。
プログラムには、10歳くらいの設定って書いてるんですよね。
10歳の少年が女郎に一目惚れして結婚するって!?みたいな笑
上演中は全然気にならなかったんですけど、終わって冷静に考えたらあれ?おかしくないか!?みたいな笑
それを言い出したら丁稚を演じてる片岡さんも少年じゃない、、、みたいなことになりますけどね笑
でもそれが面白さをプラスしていたんじゃないかな、と思いました。
25日まで松竹座で上演されておりますので、お時間ある方は是非観ていただきたいな、と思います。
2/23 18:00 Endless SHOCK
3日間東京にいるもんで。
まぁ満喫してますね笑
てことで、今回のSHOCKですが、去年と比べてみようと思います。
以下ネタバレ含みます。
前回と変わったところ
まず当たり前ですが、キャストが変わりました。リカ役はHNK朝ドラごちそうさんに出演されていた松浦雅さん、コウイチチームは去年の3月公演同様ふぉ〜ゆ〜福田くん松崎くん、ヤラチームは昨年に引き続き松倉くんと今年から松田くん、寺西くん、浜中くんがキャスティングされていました。
今年のリカに感じたこと
今年のリカは、男の子に囲まれて育った女の子って感じがしました。今迄のリカは、ライバル役と歳が近かったせいか、大人で可憐さを感じ、去年のリカはカイトと歳が近いこともあり幼さを感じたのですが、今年のリカはどちらにも当てはまらなくて。歳はカイトやゲンタ、テラニシに近いせいか、3人と仲良くしている場面が多かったのですが、下の子の面倒を見てるみたいな。世話焼きの女の子って言ったら語弊がある気がするのですが、なんというか、少しませている?うーん良い言葉がでないのですが、そういう感じでした。しかし、コウイチのことはずっと想い続けているので、コウイチが少しでも平常でないと一気に不安になってしまうというか。コウイチがいないなんて考えられないの!くらいの依存さを感じました。一番気になったのは2幕のHigher後のコウイチが死んだとみんなが知るシーン。「病院で息を引き取ったのよ!」ってハッキリ言ったんです。なんか鳥肌立ってしまって。あ、違う。と思って。ハッキリ言うことで自分に言い聞かせてるのかな、と。もうコウイチはいないからいつまでもコウイチに頼ってちゃダメなの、みたいな。ここすごく気になりました。
ヤラチームのメンバーについて
ヤラチームは今年はカイト、ゲンタ、ハマナカ、テラニシとカイト以外はSHOCK初参加の3人が加わりました。カイトは3年目ということもあり、持ち前の一生懸命さに緩急がついていて、今迄の松倉さを残しつつ、カイトとしてそこに存在していました。松倉とシンメのゲンタですが、去年滝沢歌舞伎で得たものがあったんだろうな、と思いました。今迄観ていた元太くんとは全く違っていて。色気もあるし、度胸もあるし、持ち前の可愛さもあるし。ひたすら魅了されるばかりでした。テラニシは先月大阪でやっていたクロス・ハートを観劇したのですが、その時にSHOCKではもうちょっとキレのある殺陣が観たいなぁと思っていたので気になっていたのですが、しごかれたんですかね笑1幕最後のジャパネスク。雑さがなく、寺西に感じていた繊細さを持つ殺陣で本当に魅了されました。ハマナカは何で今迄SHOCK呼ばれなかったの?と疑うほどで。今迄の経験が活かされていて、どこまでもすごいな浜中文一、、、って思いました。そして、立ち位置なんですが、松倉松田、寺西浜中だったのですが、松倉松田はシャカリキといいますか、体力有り余っています!みたいな力強い踊り方をする一方で寺西浜中は繊細で綺麗なダンスをするので、そこの対比が個人的には好きでした。
ハマナカの存在
以前、雑誌で読んだのですが、ハマナカはコウイチでいうフクダのような存在になって欲しい。と。そんな文章を読んでいたもので、あの関係性がヤラとハマナカでできるのかと思うとワクワクしていて。ヤラってぱっと見チャッカマンっぽいんですよね。実際はそうでもないんですけど。その火どれだけ点けずにいれるか、という役目がハマナカ、といいますか。ヤラに寄り添うということはヤラより大人でいなきゃいけないと思うんですよ。ハマナカは一貫して冷静で、自分の気持ちはそんなに出ていないように感じたのでぴったりかもしれないな、と。2幕のコウイチが死んだと知るシーンはコウイチと握手した瞬間の表情がすごく印象的で。もしかして、、、と思って1回立ち止まるんですよね。リカが口にした瞬間、ヤラが取り乱すから自分は強くいなきゃ、みたいな。本当にちょっとしたところが細かくて、ハマナカはこれからもsHOCKにいてほしい存在だな、と思いました。
去年と今年のヤラ
去年はただヤラがコウイチと同じ景色を見ていると思って、ただひたすらにコウイチを追い越したいと思っているんだと思ってたんです。去年初めてヤラのSHOCKを観て、今年で2回目だったのですが、それは違うな、と思って。ヤラってコウイチが隣にいない景色を見たいのかな、とふと思ってしまって。コウイチはヤラにとってずっと追い越したいと思っていた存在であることは間違いないんですけど、コウイチが本当にいなくなって、隣にいると思うこともできない、追い越そうと思っても追い越せない。そういう状況でもちろん追い越したいけど追い越せない存在になるのですが、隣にいると思っていたからこそで。隣にいないということが今迄考えられなかったからこそ、最後にコウイチにコウイチのショーに出させてくれって頼むのかな、と。結局そこで、コウイチは隣にいなくて遥か先にいると認識してせめて少しでも近づきたい、というか。コウイチを追い続けていたという事実があったんだという確認じゃないですけど、俺にはこんなにすごいライバルがいたんだよ、っていう自慢みたいな。コウイチとヤラっていい関係だよねって言える瞬間かな、と思いました。
歌の部分
歌の部分とざっくりした感じにしましたが。いつも幕間にパンフを少し読むんですけど、今回は歌の部分に力を入れた、と。ゲンタとテラニシをキャスティングしたのも歌えるか否かで選んだと書いていたんですが、今年はアンサンブルを含め歌の深みがすごい。リカ役の松浦さんの歌声が今迄のリカと比べると低くて。今迄ユニゾンでリカのソプラノが響いていて強調されていたのですが、松浦さんは光一くんよりちょっと高いくらいなんじゃないか?むしろ曲によって低いじゃないか?と思うほどで。その歌声がユニゾンで合わさった時に、統一感が出て深みが出ているな、と思いました。
最後に
本当は今年の帝劇公演、東京に出向けないと思っていたので、行こうかどうか迷っていて。しかし、今は行って良かった、と思いました。毎年キャストが変わり、キャストが変わるだけで、全く違う話に見えるし、少し演出が変わるだけで違ったシーンに見えるし。一体どこまで進化するの?と問いたい程で。そんな舞台に出会えたことは本当に幸せだな、と思いました。大阪公演、博多公演も非常に楽しみになりました。